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プログラミング 大学生 文系

マサルです。
某国公立大学の情報系学部を卒業し、フリーランスのプログラマーとして働いています。
自分は、理系の大学だったので授業でプログラミングに触れたり、簡単なソフトウェアを作ったりもしました。
が、
当時から文系がうらやましくてしょうがなかったのを今でも覚えています。
理由は、「文系は時間がある」からです。
理系の大学生は、一般的には学部4年生から研究室へ入り研究という名の時間泥棒にほとんどの時間を奪われます(笑
そうでなくても、理系は、文系と比べたら学部1年生から楽単が少ないのです。。。
そして、衝撃の事実がコレ!
「プログラミングに理系の知識は全くいらない」
8年近くプログラマーとして働いていますが、プログラマーに理系の知識は全く必要ないのです。
誤解を恐れずにいうと、AIやビックデータなどアカデミックな研究として学ぶのであれば理系の知識は必要です。
しかし、仕事で使われるプログラミングは、理系どころか小学生の算数レベルで充分なんです。
理系の大学であれだけ時間をかけて学んだ内容の1%も使うことがないのです。。
一方、プログラミングは、経験が物を言う職業です。
いくら理系の大学で勉強をしてもプログラミング経験が増えるわけではないので、プログラミングにも時間をかけて学んでいくことになるのです。
日本のプログラマーは、情報系の大学卒業後に就職をしてから初めて本格的にプログラミングを学びます。
個人差があるものの1,2年は、プログラマーの見習いのような立ち位置でプログラミングの仕事をこなす日々となります。
そして、経験を積むこと3年でやっとプログラマーと呼べるほどの実力をつけるのです。
3年目の当時の自分は、思いました。
もし、大学時代に先にプログラミングの経験を先取りできていたら、どれほど楽に効率的にプログラミングを学べたことか!
「就職してプログラミングが学べるのならそれでいいじゃん」
と声が聞こえてきそうですが、仕事でプログラミングを学ぶ一番のデメリットは効率が悪いことです。
・プログラミングしていて分からないことがあったときにすぐに聞けない
・仕事なのでプログラミングで作る案件がかたよる
・納期があるので新しい技術に挑戦しなくなる
具体的な方法は後述しますが、これらは、時間のある文系の大学生であればほぼ全てを解決できてしまいます。
200時間あればプログラミングはマスターできると発言している起業家もいたりします。
【けんすう プログラミング】200時間くらいかければ割といけます
ご存知かもしれませんが、プログラミング言語と言っても特徴や難易度まで様々です。
そこで、文系大学生におすすめのプログラミング言語を次に説明しました。
文系 プログラミング言語

今すでに興味のあるプログラミング言語がある場合は、そのプログラミング言語を学んでみてください。
この項目は、あくまで今興味のあるプログラミング言語がない方向けに書いています。
大学生 プログラミング言語 php
文系大学生にオススメのプログラミング言語は、PHPです。
PHPとは、主にwebサービスを作る際に利用されるプログラミング言語です。
PHPをオススメした理由は、2つです。
「世界中で使われているから」、そして、「比較的簡単だから」です。
・PHPは、「世界中で使われているから」
PHPで作られたwebサービスは、世界中に多数あります。
世界的に有名なサービスだと、Facebook、Yahoo、WordPressやWikipedia。
国内では、ぐるなび、Gree、Base、サイボウズ、Cygames、弁護士ドットコム。
有名IT企業からスタートアップまで幅広い企業がwebサービスを作る際にPHPを使っている事がわかります。
もちろんこれだけPHPが使われているということは、PHPを使うプログラマーの求人も豊富にあることを意味します。
・PHPは、「比較的簡単だから」
PHPが世界中で使われるようになった理由は、PHPの難易度が大きく影響しています。
PHPは、プログラミング言語の中でも簡単な部類に入ります。
PHPを使ってみると分かるのですが、他の言語ではエラーで動かない場合でもPHPは、動きます(笑
良くも悪くもとりあえず動く。
時には、警告を出しながらも動く。
このPHPの特徴は、プログラミングを始めたばかりでエラーを起こしやすい初心者にはとてもありがたいものです。
ということで、比較的簡単で世界中のIT企業で使われているのがPHPです。
文系の方向けのプログラミング言語はPHPをダントツでオススメします!
大学生 プログラミング言語 Python
どうしてもPHPが嫌な場合は、Pythonもオススメです。
Pythonは、ビックデータ解析やAIに関する処理で使われるプログラミング言語です。
今話題のビックデータ解析やAIに関するプログラミング言語なので大学生の中でも特に人気のあるプログラミング言語です。
Pythonは、難易度もPHPと同様で簡単な部類に入ります。
将来性は、抜群なのですがPHPと比べると普及率は今ひとつでそれほど求人がないのが欠点です。
ビックデータ解析やAIの分野は、まだまだ産業として未熟です。
上手く発展すればいいのですが将来のことなので未知数です。
Python以外では、Ruby、Kotlin、Swiftあたりがオススメです。
簡単なプログラミング言語の割にリターンが大きいです。
最後に注意ですが、学ぶプログラミング言語が決まったら、その1つのプログラミング言語を極めてください。
1つのプログラミング言語での実力が不足しているのに、他のプログラミング言語にまで手を出すのは圧倒的に効率が悪いからです。
プログラミング言語は、それぞれが似通っているので1つのプログラミング言語を理解できていれば、2つ目のプログラミング言語は、短期間で効率的に習得することができます。
様々なプログラミング言語が使えるとかっこよく見えますが、あれこれ手を出すことは非効率ですのでご注意ください。
稼ぎやすいプログラミング言語の選び方については、YouTubeで解説しました。
余談ですが、間違ってもエンジニアの前では、html、css を学んでいるからと言ってプログラミングを学んでいると発言しないでくださいw
html、cssはエンジニアからするとプログラミング言語ではないからです。
エンジニアによっては嫌悪感をあらわにする方もいますのでご注意を!
どのように文系大学生がプログラミングを勉強するべきかを次で説明しました。
大学生 プログラミング 勉強法

大学生に限った話ではないですが、プログラミングを学ぶのに最も効率的な勉強法は以下の手順だと思います。
興味のあるプログラミング言語のサンプルコードを、ググりながらでいいので自分自身で動かしてみましょう。
書籍で学ぶよりも実際に動かしてみるほうが効率的にプログラミングを理解できます。
具体例)
phpに興味があるから、「php入門」で出てきたサイトを見ながら、
オンライン実行環境のpaizaでphpを動かしてみる。
実際に教室へ通うのか、オンラインにするのか。
どのようなコースがいいのか。
決まっていなくても、無料体験コースが用意されているのでそこで相談してみるのもありでしょう。
プログラミングをしてゼロからサービスを作り上げる経験が大切です。
最終的には、自分でプログラミングしたサービスが出来上がるコースがおすすめです!
具体例)
自宅の近くにプログラミングスクールがないので、オンラインで受講できるオンラインプログラミングスクールを使うことにした。
webサービスが作りたいので、phpを使って半年かけて、webサービス作りを学ぶコースを受講した。
半年後には、自分でプログラミングしてできたサービスを公開!
インターンの探し方は、wantedlyなどのインターン募集サイトで探すのが良いでしょう。
ここで注意すべきは、htmlやcss などではなくあくまでプログラミングに取り組めるインターン先を選ぶことです。
インターンを募集しているIT企業の中には、webデザインなどプログラミングでない業務を募集している場合も多いので面接の際には、プログラミングができるインターンなのかを聞いてみる必要があります。
有名IT企業だと募集していないことが多いですが、無給でも働きたいなど熱意を伝えることができれば案外インターンとして受け入れてくれる企業は多いものです。
もしくは、働きたいIT企業があるのであれば臆することなく問い合わせから働きたいことを伝えるメールを送るのもありです。
インターンだけでなく、勉強会もオススメです。
「プログラミング勉強会」などと検索するとたくさんの勉強会が無料で開催されています。
試しに気になる勉強会へ参加してみると知識も深まりますし、プログラマーの社会人の知り合いも増えます。
働きたいIT企業で働くことはもちろん、プログラマーの社会人と知り合いになることもプログラミングを学ぶ上でのモチベーション向上になるのでオススメです。
具体例)
wantedlyで気になるIT企業を発見した。
応募したところインターンとして採用されたので、プログラマーとして業務を行いプログラミングの経験を積むことができている。
インターンだけでなく、勉強会にも参加して、プログラマーとして働く社会人の知り合いも増えプログラミングを学ぶモチベーションも上がった!
以上がプログラミングを学ぶのに最も効率的な流れとなります。
自分自身も、プログラミングを学びたいと数多くの大学生から相談されてきました。
ここで紹介した勉強法を教えてみたのですが多くの方が、以下の2点で挫折しまうのが現状のようです。。
1つ目は、プログラミングスクールに入らないことです。
数多くのプログラミングスクールがあるものの、どのプログラミングスクールも値段はそれなりにします。
プログラミングスクールを半年間利用する場合の料金は約30万円前後です。
大学生にとっては、高額な値段なのでプログラミングスクールへの参加を金銭的な理由で断念しがちです。
そして、プログラミングスクールを断念した方はプログラミングを独学で学ぼうとしますが、経験上99%挫折しています。。
自分の通っていた情報系の大学は、年間授業料が約50万円でした。
4年間通ったので計200万円以上は授業料の支払いに消えています。
それに、大学の授業全てがプログラミングに役立っているかと言われると疑問です。。
プログラミングスクールであれば、半年間で約30万円。
しかも、プログラミングに必要なことだけを効率良く学べるので相当お得なのですが、、
ちなみに、自己投資は、利回りが最高と言われていますのでご参考までに。
「誰が言ったかは分からないけど、自己投資の利回りは25%以上と言われている」
引用:自己投資の利回りは25%以上!?【高城剛さんのメルマガで特に印象に残った 点】
僕なら間違いなく自己投資に使います。もし、英語力が不足しているようなら、100万円を英語習得に使いますよ。なぜなら、あらゆる投資で自己投資が最も利回りがいいからです。
引用:ハイパーメディアクリエイター 高城剛氏の21世紀を生き抜くための30の言葉
そして、プログラミングの勉強で挫折してしまう2つ目の理由は、インターン先が見つからないことです。
インターンを雇ってくれる職場は、都内であれば豊富にありますが地方だとインターン先を見つけるのは難易度が高くなります。
プログラミングスクールでプログラミングをある程度学んだ後は、インターン先の実践でプログラミング経験を積むことが一番です。
しかし、インターン先が見つからなければしかたがありません。
その場合は、インターン先を探しつつもプログラミングに関する資格の勉強に取り組むことをオススメします。
プログラミングに関する資格を持つことは、今後の社会人生活の中で間違いなくプラスに働きますし、就活でも大きなプラスになります。
大学生向けのプログラミング資格について次で説明しました。
プログラミング 資格 大学生

文系大学生の人気資格といえば簿記や宅建、FPあたりが有名ですが、これからの情報化社会を考えると、プログラミングに関する資格を取得することが最もオススメです。
2020年には、デジタル庁の創設が発表され、日本政府が率先して社会のIT化を進めようとしていることは明らかです。
そして、IT化がますます進むことで文系職が少なくなり、ソフトウェアエンジニアが増えていくとの予想されています。
専門性がめちゃくちゃ問われるが、その応用範囲のジェネラルさという意味(言い換えると配置転換の容易性)でいうと総合職。いわゆる文系総合職を雇うよりソフトウェアエンジニアを雇うほうが遥かに低リスクだと思う
— 福島良典 / Yoshinori Fukushima (@fukkyy) September 29, 2020
大学生の人気資格である簿記や宅建、FPは、文系職向けの資格です。
今後の社会で文系職が減っていくことが予想される中でこれらの資格を取得するメリットは低いでしょう。
一方で、ソフトウェアエンジニアの需要が高まるため、プログラミングに関する資格取得のメリットは大きくなるでしょう。
特にプログラミングの勉強は他のジャンルとは違い若いうちにしかできないとまで言われています。
システムと英語は歳をとってからマスターするのはかなりハードルが高い。
マーケッターの人は若いうちにデータベースやプログラミングの基礎をマスターすることをお勧めします。— 木下勝寿/東証1部社長兼現役webマーケッター (@kinoppirx78) May 31, 2020
プログラミングに関する資格でオススメなのが「基本情報技術者試験」と「応用情報技術者試験」です。
「基本情報技術者試験」も「応用情報技術者試験」も共に国家資格であり歴史も知名度もあるため企業へのアピールにはもってこいです。
基本情報技術者試験ならニッコマレベルの大学生なら半年もあれば充分独学で合格できるでしょう。
応用情報技術者試験もマーチレベルなら半年。ニッコマレベルでも1年あれば独学での合格が可能です。
基本情報技術者試験合格ノウハウ
応用情報技術者試験合格ノウハウ
「itパスポート」や「情報セキュリティマネジメント試験」といった国家資格もありますが、これらは勉強にはなりますが企業へのアピールとしては力不足なのが現場で働く自分の本音です。
最低でも基本情報技術者試験がないと企業からの評価にはつながらないでしょう。
